最近、IoT(アイオーティー)ということばをよく聞くようになった方も多いのではないでしょうか。
IoTとは「Internet of Things」、つまり「モノのインターネット」を意味します。
自動車や家電などを直接インターネットにつなげ、便利に活用するしくみのことです。
今回は賃貸管理を検討されている方向けに、賃貸にIoTを導入することで得られるメリットと導入事例をご紹介します。
賃貸管理でIoT導入を進めるメリットとは?
賃貸管理をする方がIoT導入を進める際に得られる主なメリットは、下記のとおりです。
●ほかの物件との差別化ができ、空室対策になる
●防犯、セキュリティ対策になる
●家賃収入アップや資産価値の向上が見込める
IoTは賃貸では導入件数が少ないため、ほかの物件との差別化を図れます。
希少物件は需要が高くなりますので、空室対策として有効です。
また、IoTの防犯カメラやセンサーを導入すれば防犯性が向上し、住まいの安全性を重視する入居希望者へアピールできるでしょう。
物件としての希少性が高ければ一般的な相場よりも高い家賃設定ができますし、資産価値の向上も期待できます。
最初に大掛かりな設備投資をするのではなく、まずは無料インターネットの導入を起点とし、物件ごとに必要な設備を検討すれば良いため、比較的低コストで導入できるのも魅力です。
賃貸管理のIoT導入事例
IoT導入の具体的な事例を2つご紹介します。
●スマートスピーカー
スマートスピーカーは音声で操作できるスピーカーです。
インターネットにつながっているため、声に出すだけで家電の操作や調べもの、音楽の再生、スケジュール管理などが便利に活用できます。
仕事や料理、ゲームや勉強をしながら音声操作でタスクがこなせるので、効率化を望む入居者にとって魅力的な機能でしょう。
●みまもりサービス
みまもりサービスとは、外出先からスマートフォンで子どもやペットの様子を確認できるサービスです。
ドアの開閉があるとスマートフォンに通知が届き、カメラで撮った部屋の中の映像をスマートフォンでチェックできます。
離れていても家族の安全を確認できるため、日中勤務者など働き盛りの世代にも人気のサービスです。
一人暮らしの入居者が、自身に異変がないことを遠方の家族に知らせる手段としても利用できるでしょう。