管理する不動産にエアコンを設置している場合、不動産管理者にはそのエアコンを問題なく使える状態にしておく義務があります。
しかし、交換の方法や適切なタイミングがわからないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産を管理している方、これから不動産管理を検討している方に向けて、エアコン交換の方法やタイミング、費用の相場などについてご紹介していきます。
不動産管理者がエアコン交換をおこなう方法とは
不動産を管理するのであれば、経年劣化した設備への対応は避けられません。
集合住宅をまるごと管理していたり、同じ建物内に複数の管理物件を所有している場合は、同時期に多数のエアコン交換が必要になる場合もあります。
前もってエアコン交換のスケジュールをたて、故障する前に計画的に交換を進めるという方法も視野に入れておきましょう。
エアコン交換は、遅かれ早かれ必ず必要になります。
そのため、エアコン交換にかかる費用も計画的に積み立てておくと安心です。
また、エアコンなどの設備はリース業者を利用するという方法もあります。
多くのリース業者は、保証期間内であればメンテナンスや修理を無料で対応してくれるほか、リースを利用することで最新の設備を取り入れやすいというメリットも。
家電の充実は入居者の満足度をアップさせるだけでなく、入居率の向上にもつながりそうですね。
管理不動産のエアコン交換をおこなう最適なタイミングとは
多くの電気メーカーは、エアコンの寿命を7年から10年ほどと想定しています。
7年をすぎると不具合の発生率が上がると考えておきましょう。
このことからも、エアコン交換の適切なタイミングは設置から7年たった頃だといえます。
しかし、実際のエアコン使用年数は平均13.6年ほどといわれており、使用頻度や管理状況によっても寿命は異なるようです。
定期的にメンテナンスを実施しておくことで、エアコンの寿命を延ばすという考え方もあります。
また、寿命に関係なく突発的な理由で故障が起こる可能性も考えておかなければなりません。
入居者に責がある場合は、基本的に修繕費を入居者が負担することになりますが、予期せぬ災害などが原因の場合は、管理者側が対応することになります。
修理にかかる費用の相場は幅広く、1万5千円ほどで済むこともあれば15万円ほどかかる場合も。
修理費用の内容によっては、思い切って交換を考えることもおすすめします。
交換の場合の費用相場は、新品、工事費込みで7万円から15万円ほどです。