住まいには、住人には気付かない特有の「におい」があるものです。
管理している賃貸物件で、退去した住人の部屋のにおいが気になると感じたら、次の入居者のためにも早めに解消しましょう。
今回は賃貸物件の部屋のにおいについて、原因や対処法をご紹介します。
管理している賃貸物件の部屋のにおいが気になる!その原因とは?
友人の家などに遊びに行ったとき、自分の家とは違うにおいを感じた経験はありませんか?
人が暮らしている家には、日々の暮らしで生じるさまざまなにおいがあります。
そのため、管理している賃貸物件で、退去した住人の部屋にもにおいを感じることがあるでしょう。
なかでも不快に感じるにおいには、以下のような原因が考えられます。
●キッチンや浴室にある排水口の汚れ
●押し入れなどに発生したカビ
●エアコン内部のカビ
●タバコのにおい
●(ペット可の物件の場合)ペットのにおい
また、しばらく空室だった部屋のにおいが気になるときは、排水口が原因である可能性が高いでしょう。
排水トラップに溜まっている水が蒸発してなくなると、嫌なにおいが上がってしまうので気を付けましょう。
管理している賃貸物件の部屋のにおいを解消するための対処法とは?
賃貸物件の部屋に嫌なにおいがあると、入居者はなかなか決まらないでしょう。
ですから、原因に合わせた対処法をしっかりと実行して、部屋のにおいを解消しましょう。
まず、汚れやカビが原因のにおいを解消するためには、きれいに掃除する必要があります。
排水口や収納などの状態をチェックして、気になる部分を掃除しましょう。
また、においは壁紙や床、天井などにも染み付いてしまいます。
とくにタバコやペットが原因のにおいが染み付くと、クリーニングだけでは解消されないかもしれません。
そのような場合は、壁紙の張り替えなども検討しましょう。
さらに付帯設備としてエアコンがある場合は、エアコンクリーニングもにおい対策として有効です。
においを感じなくても定期的に実施していると、予防になるのでおすすめです。
このように、発生したにおいに対処するだけではなく、予防のための対策もぜひ実施しておきましょう。