大阪市の南東部に位置する東住吉区は、住宅地が中心となっており、駒川夏祭りや東住吉区民フェスティバルが開催されるなど活気のある地域です。
また、セレッソ大阪の本拠地である長居陸上競技場があり、国際大会も開催されるためスポーツの町という印象が強いかもしれません。
この東住吉区には神社が多く、なかでも鷹合神社と住吉神社はそれぞれ氏神様として地域の人たちに親しまれているおすすめの神社です。
東住吉区にあるおすすめの神社「鷹合神社(たかあいじんじゃ)」
昔、鷹合村にあったことから「鷹合神社」と呼ばれていますが、「牛頭天皇(ごずてんのう)」とも言い、御祭神が素戔嗚尊(すさのおのみこと)であることから「素戔嗚尊神社」が正式名称とされています。
鷹合村から今の場所に移ったのがいつであるかなどの歴史はわかっていません。
それというのも武田信玄の臣である老僧となった沼田重光が、神社の社務をすべて取り仕切っていましたが、神社の古い記録をすべて持って大阪へ移り住んだため、由緒などのあらゆる記録が残されていないのです。
明治5年に村社とされ、明治42年6月に神饌幣帛料供進社(しんせんへいはくりょうきょうしんしゃ)に指定されました。
神饌幣帛料供進社とは、郷社や村社を対象に、明治から終戦まで県知事より勅令に基づいて、祈年祭と新嘗祭と例祭に神饌幣帛料を供進された神社のことです。
鷹合神社には本殿と拝殿以外に稲荷社、伊勢神宮遥拝所、白巳様をお祭りしている白姫社、鏡池石碑があります。
また、昭和55年に境内にある楠の大木が、大阪市の条例で保存樹の指定を受けましたので訪れた際にはお参りするだけでなく、この楠の大木を眺めるのもおすすめです。
東住吉区にあるおすすめの神社「住吉神社」
東住吉区湯里にある「住吉神社(すみよしじんじゃ)」は「湯里住吉神社(ゆさとすみよしじんじゃ)」とも言われ、後祭神は中筒男命(なかつつのおのみこと)です。
住吉神社の歴史を辿ると、このあたりは「中臣須牟地神社(なかとみすむちじんじゃ)」を氏神様とする摂津国住吉郡富田莊といわれていましたが、富田莊が分割されたことで中臣須牟地神社がある場所が別の地域となり氏神様を失ってしまいました。
そこで中臣須牟地神社の御祭神の中筒男命を分けてもらって湯里住吉神社を建てたのです。
できた当時は須牟地神社の二の宮と呼ばれていましたが、明治になって湯里住吉神社と呼ばれるようになりました。
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