アパートの共用部分である廊下や階段では、クモの巣ができても放置されることがよくあります。
住人はクモの巣に気づいて不快に感じても、たいていの場合「自分の部屋ではないから」と見過ごしてしまうからです。
今回は、アパートの共用部分にクモの巣ができたときの対処法や、クモの巣ができないようにするための予防法についてまとめました。
アパートの共用部分にクモの巣ができたときの対処法
階段や廊下などアパートの共用部分にできたクモの巣は、ほうきやモップなどで払うと手に触れることなくきれいに取り除けるのでおすすめです。
巣にクモがいる場合は、先にクモを退治してから巣を除去します。
クモの退治には、専用の殺虫剤が市販されているのでこれを使用すると良いでしょう。
アパートでは共用廊下の電灯の周りにクモの巣ができることが多く、ひどい場合は住民が背をかがめて歩かなければならないほど大きくなることもあります。
市販剤には殺虫剤だけでなく、クモの巣の除去剤もあるので利用してみると良いでしょう。
クモの巣に散布するとクモの巣がついている部分が滑りやすくなってクモの巣が除去しやすくなり、粘着質のクモの糸が新たにつきづらくなるのです。
専用除去剤を使っても繰り返しクモの巣ができたり、大きすぎて除去しきれなかったりした場合には、専門業者に駆除を依頼するのがおすすめです。
視認できるクモの巣の除去だけでなく忌避剤の散布もしてもらえるので、除去後しばらくはクモの巣の心配をしなくても済むでしょう。
アパートの共用部分にクモの巣ができないようにする予防法
アパートの共用部分である廊下や階段には、たいてい電灯が設置されています。
電灯の多くは蛍光灯で、紫外線を発するため誘蛾灯の役割を果たしてしまうのです。
夜になると、むき出しになった電灯に蚊や蛾が集まっているのを見たことがある人も多いでしょう。
クモはこれらの虫をエサにするので、クモの巣を除去する場合は電灯の周りに集まった蚊や蛾も除去しなければなりません。
クモの巣だけを取り除いたのでは、数日後にはあたらしい巣を見つけてしまうだけです。
電灯周辺に繰り返しクモの巣ができるなら、蛍光灯をLEDに替えてしまう方法があります。
LED電球は紫外線を発しないので、虫が寄りづらいのです。
ゴキブリやハエなどを捕食するクモは主に室内に発生しますが、すき間から廊下やベランダに出て巣を張ります。
クモの巣予防には、玄関ドア付近にも害虫除去剤をスプレーするのがおすすめです。
庭木付近に飛んでいる虫もクモのエサになるので、背の高い庭木があるのなら定期的に剪定するようにしましょう。
ゴミ置き場など害虫の発生しやすい場所は、衛生的にしておくことが大切です。