2019年に国土交通省が実施した「賃貸住宅管理業務に関するアンケート調査」によると、賃貸管理会社が抱える案件の中でとくに対応が難しいのが、近隣住民間のクレーム対応の割合が高いという結果が出ています。
入居者からのクレームは突然起こるため、具体的にどのような対応をとるべきか悩んでいる方も少なくないでしょう。
そこで今回は、賃貸管理に興味を持っている方に向けて、賃貸管理でよくあるクレームの内容と対応方法についてご紹介します。
賃貸管理でよくあるクレームの内容とは
賃貸管理をしていると、おもに次のようなクレームが寄せられます。
悪臭が原因のクレーム
隣人がベランダでタバコを吸う、隣の部屋のペットのにおいが気になる、ゴミ屋敷になっている部屋があるなど、においに関するクレームは少なくありません。
においに関するクレームは、人によって感じ方が異なるため、慎重に対応にあたる必要があるでしょう。
水漏れが原因のクレーム
水漏れ被害のクレームは、入居者による不注意や、建物の老朽化に伴いもっとも起きやすいクレームの1つです。
洗濯機の故障や排水ホースが外れて水浸しになった、上階の部屋から水が垂れてきたなど、対応が遅れると複数の部屋にわたって深刻なダメージがあります。
騒音が原因のクレーム
子どもの足音やペットの鳴き声、テレビの音などが騒音クレームの内容として挙げられます。
不快と感じる指数は人によって異なるため、可能であればデシベルメーターなどを利用して数値を計測し、客観的な状況を確認するのがおすすめです。
一般的に生活音は40~50デシベルで、60デシベルと超えると騒音と感じるようになります。
賃貸管理で知っておきたいクレームの対応方法
クレーム対応は、賃貸管理者の手腕が問われ、また住民の満足度につながる重要なポイントです。
まずは入居者からのクレームをじっくりと聞き、対応が必要かどうか見極めましょう。
対応が必要と判断した場合は、費用がどちらの負担になるのか公正な判断を下し、状況確認と対応にあたります。
入居者の当事者間が争うことなく、双方の意見をヒアリングし、関係者が特定されないよう配慮した上で対応しましょう。
また入居者へのクレーム対応はスピーディにおこなうことが、素早い事態の収束につながります。
まとめ
今回は、賃貸管理に興味を持っている方に向けて、賃貸管理でよくあるクレームの内容と対応方法をくわしくご紹介しました。
賃貸物件を管理するときには、入居者と管理者お互いが気持ちよく暮らせるよう、配慮していくことが重要です。
私たちなにわのシンデレラは、大阪市の賃貸物件を中心に取り扱っております。
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