近年、日本列島各地で災害級の豪雨が発生し、多くの被害をもたらしたことは記憶に新しいでしょう。
賃貸物件の管理においても、豪雨への対策は欠かせません。
そこで今回は、防災用品の1つである「止水板」の役割や種類などをご紹介します。
水害から大切な賃貸物件を守るためのご参考にしてください。
賃貸物件管理で知っておきたい!「止水板」とは?
気象庁によると、1時間に50mm以上の降水量を記録する豪雨は年々増加傾向にあるといいます。
たとえば2021年8月14日、西日本から東日本にかけて激しい大雨が降った際、佐賀県嬉野市では24時間で555.5mmの降水量を記録し、観測史上最大となりました。
いつどこで水害が発生しても不思議ではない状況にあるため、大切な賃貸物件を守るための対策をするに越したことはありません。
そこで役立つ防災用品の1つが、「止水板(防水板)」です。
止水板とは、豪雨や洪水などの水害が発生した際に建物の内部や地下に水が流れ込むのを防ぐ道具です。
賃貸物件の玄関部やエントランス前に設置して使用します。
賃貸物件管理で知っておきたい!止水板の種類
それでは、止水板にはいったいどのような種類があるのでしょうか。
ここでは主に3種類ご紹介します。
1つ目は、手動で設置するタイプの止水板です。
建物のエントランス前に土のうを積み上げたり、簡易的な止水シートを設置したりすることで、建物内部への浸水を防ぎます。
これらはホームセンターで購入できるため、事前に準備しておくと良いでしょう。
2つ目は、止水ドアです。
水害発生時にレバーを操作するだけで建物内部への水の浸入を食い止めます。
賃貸物件のなかにはエントランスがなく、玄関が建物の外側に面したタイプのものもあります。
そのような場合、水害を受けやすい1階部分の玄関を止水ドアに変更しておくと安心でしょう。
3つ目は、水害時に自動で作動する止水板です。
特徴は、水位が上昇した際に水の浮力を利用してパネルが自動で立ち上がる点にあります。
水が引いたら、また自動で元の位置へ戻るしくみです。
建物のエントランス前に事前に設置しておく必要はありますが、急な災害時にも慌てて対応しなくても良い点はメリットでしょう。
まとめ
止水板は建物の内部へ水が浸入するのを防ぐ防災用品で、手動で設置するもの、自動で作動するもの、ドア自体が浸水性能を備えたものなどがあります。
万が一水害が発生した際を想定し、大切な賃貸物件を守るための備えは前もってしておきましょう。
私たちなにわのシンデレラは、大阪市の賃貸物件を中心に取り扱っております。
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